会員著書紹介 「22泊の祈り: 薄明の対話」

日本退職公務員連盟の会員の皆様へ

会員著書紹介 「22泊の祈り: 薄明の対話」 著者 ルミエール アンジュ

途方に暮れる看護の日々、そして別れ――深い喪失のなかで静かに光る「魂の再生の物語」
長年社会を支える公務に身を捧げてこられた読者の皆様、これまでの長きにわたるご職務、本当にお疲れ様でした。退職後の穏やかな時間の中で、あるいはその前後において、大切なご家族の看護や介護、そして「看取り」という人生最大の宿題に向き合ってこられた方も少なくないはずです。
​言葉が通じにくくなっていくもどかしさ、日々の看護に疲れ果ててしまう自分への自己嫌悪、そして訪れるあまりにも深い別れ。
本書『22泊の祈り 薄明の対話』は、余命宣告を受けた母と過ごした26日間(うち病院での22泊)の切実な密着と、その後に訪れた喪失のプロセスを過飾なく明かしたドキュメンタリー・エッセイです。
​病室で繰り返された母との静かな対話、少しでも生き長らえさせたいと祈るような思いで過ごした夜。
奇跡を信じて必死に向き合った日々は、切なくも人生で最も尊い時間でした。
​しかし、看取った後に待っていたのは、虚無感と十の部屋におよぶ膨大な実家の遺品整理でした。
ゴミ袋の奥から現れた未使用の着物たちや母の作品を前に、途方に暮れ、心が折れそうになる著者。その果てしない作業のなかで、著者はハッとさせられます。母が自らの命を全うすることで授けてくれた「時間」という名のギフト、そして「三年後の私ではなく、今の私に課された再生への猶予」であったことに。
​本書が伝えたいのは、悲しみに蓋をして無理に立ち直ることではありません。
日々の暮らしのなかで自分を慈しみ(グリーフワーク)、真摯に生きることで、誰もが持っている本来の回復力(レジリアンス)を呼び覚ましていく過程です。
​看護や介護の真っ只中で疲れ果ててしまった方、大切な人を失い世界から色が消えてしまったと感じている方へ。同じ痛みを経た著者・ルミエール アンジュの温かな言葉が、凍りついた時間をゆっくりと溶かし、あなたの世界に再び優しい色彩を取り戻してくれます。』
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