会長挨拶

【ご 挨 拶】

一般財団法人 日本退職公務員連盟会長 津島 雄二

 本連盟は、昭和23年(1948年)戦後の混乱と未曾有のインフレが渦巻く中、退職公務員の生活を守ろうと「恩給増額期成同盟」として結成されました。以来70余年恩給及び年金制度改革に当たって、生活に根ざした退職公務員の声を反映させながら、誠実に、而も強力に対応して、両制度の基盤づくりに貢献したと自負しています。その後、国の経済の成長期、低迷期を問わず、実質年金額の維持と退職公務員の生活の安定に努力し続けてきました。

 科学技術の進歩や社会保障制度の整備が進むにつれて、人の意識と生活スタイルが変わり、今我が国は、世界で最も早く少子高齢社会を迎えております。100年後には現在の人口の約半数6000万人になるという推計があります。この状況に危機感を持った政府は、高齢者と女性の労働市場への参加の条件整備を進め、外国人労働者を受け入れようとしております。

 本連盟はこの現状を踏まえ、長年、国家、社会のために働いてきた、その延長線上で、今後取り組むべき組織の課題や活動を議論して、既に行動に移しています。即ち、公務で培った経験と知識を活用して社会を支え、自らの健康と生きがいと新たなネットワ-クを確かなものにする、そして、若者の生活や子育て世代にも配慮する21世紀型社会保障制度の構築と次世代への引き継ぎ、社会の活力を維持、発展させることに力を注いでいます。

 本連盟が長年主張し続けた公務員の「65歳定年」「在職老齢年金の停止基準の緩和」等が政策課題として取り上げられるようになりました。引き続き連盟の主張を、政府等関係機関に働きかけていくとともに、社会保障制度を支える側と支えられる側の内実の相互理解を進めていくことも考えます。

 社会の活力の維持と強化、全世代向けの社会保障制度の構築と伝承は、本連盟が目指す活力のある高齢社会の構築に、車の両輪として機能すると信じて、これからも行動していきます。