年頭所感
一般財団法人日本退職公務員連盟会長 鴨下 一郎
明けましておめでとうございます。 退公連会員の皆様及びご家族の皆様お健やかに越年されたこととお慶び申し上げます。旧年中の日公連へのご協力を心から感謝申し上げます。 年金受給者の先頭に日公連を含めて高齢者の組織は今、曲がり角にあります。会員の皆様はそれぞれの立場で、年金制度を確かなものにして退職者が安心して生活できる状況をつくろうと努力されています。もう一歩踏み込んで今、日公連には共済年金、厚生年金等年金受給者の先頭に立って活動する覚悟が求められています。 退職者団体の中核として昭和23年創立の日公連は、退職者の団体の中核として社会保障制度改革に取り組んできました。組織を社会資本の一つとして、制度の改変と存続、加えて住民の心が通い合う地域社会づくりにもシフトしてきました。この歴史と実績を会員で共有し、公に尽くされた経験と知恵と行動で磨きを掛けていただきたいと思います。 将来の安心が得られる団体に 時代の流れから国民の関心が「私」に偏りつつあるとき、大切なことは、各会員が顔を合わせて交流する機会を工夫し、連帯感を高め、組織の強化・活性化を図ることです。現職の後輩にも働きかけて日公連の実績や現在の活動をアピールし理解を促す必要もあります。 何よりも日公連・退公連を魅力のある団体にすることは必須です。会員限定の福利厚生事業に関心を持ち、高齢者施設等に関する理解を深め、要支援等介護が必要になっても安心して暮らせる状況をつくること。身体機能が低下して、日常の生活に支障が出始めたとき、病気や怪我をしたとき会員の特典が受けられる団体にしたいと思います。 こういう組織であってこそ、会員は精神的に安定し、退職公務員としての使命感と勇気をもって行動できて、人に尊敬され、頼りにされる生き方が可能になります。 このときに、組織に活力がよみがえります。会員相互の繋がりや地域の信頼も高まり、その会員の意志と活動によって地域になくてはならない退公連に飛躍することが期待できます。 「入ってよかった」と実感できる組織に人は、年齢と共に心身の機能の低下は避けられません。誰かの、或いは所属する組織や公の力を借りざるを得ない時がいずれ来ます。 そうなったときも健康なときも「頼りになる組織」、人生最期まで付き合えて「入ってよかった」と会員の方々が実感される日公連にしたいと思います。 今、会員の方々は、健康寿命延伸のプランを立てて、心身のケアをされて、認知症からも距離をおいて、健康で安心の生活を望んでおられる。その期待がかなえられて、納得の人生を生きられることを、共に願って日々の活動を大切にしていきたいと念じます。
